「高校を卒業していないけど、大学で学びたい」「高卒認定に合格したけど、この後どうすればいい?」。そんな疑問を持っている方に向けて、高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)から通信制大学に入学するまでの道筋を詳しく解説していきます。
通信制大学は入学のハードルが低く、高卒認定合格者でもスムーズに入学できる仕組みが整っています。ここでは条件や手続き、おすすめの大学まで、必要な情報をまとめて紹介します。

📝 入学したら、すぐレポートが始まる
通信制大学は、入学してすぐレポートが始まります。パソコンやプリンタはもちろん、印刷用紙や参考書の置き場所まで、先に決めておくと立ち上がりがまるで違います。入学前に揃えておきたいものを、ひと通り整理しています。

高卒認定試験(高認)とは?
高卒認定試験は、高等学校を卒業していない方が「高校卒業と同等の学力がある」と認定されるための試験です。文部科学省が実施しており、合格すると大学の入学資格が得られます。
- 受験資格は満16歳以上(大学に入学できるのは満18歳以上)
- 年に2回実施される(8月と11月)
- 8〜10科目の試験に合格すれば認定される
- 一度に全科目合格しなくてもOK。科目ごとに蓄積できる
- 合格しても「高卒」にはならない。あくまで「高卒と同等の学力認定」
注意したいのは、高卒認定に合格しても「高校卒業」の学歴にはならないという点です。最終学歴を「大卒」にしたい場合は、高卒認定合格後に大学に入学して卒業する必要があります。
これから高卒認定を受ける段階なら、まずは過去問集で出題の形式に慣れておくのが定番のやり方です。科目ごとに合否が決まる試験なので、どの科目から手をつけるかの見当をつける材料にもなります。
高卒認定から通信制大学に入学するための条件
通信制大学に入学するための基本条件は以下のとおりです。
- 高等学校を卒業していること、または高卒認定試験に合格していること
- 満18歳以上であること
高卒認定に合格していれば、高校を卒業した人とまったく同じ入学資格を持ちます。通信制大学では入学試験(学力試験)を実施しないところがほとんどなので、書類審査のみで入学が認められるケースが多いです。
入学までの手続きの流れ
1. 合格証明書の取得
高卒認定に合格したら、出願に必要な「合格証明書」や「合格成績証明書」を文部科学省に請求します。発行には通常1週間前後かかるため、出願期限に間に合うよう早めに手配しましょう。
2. 志望大学の出願要件を確認
各大学の募集要項を確認し、出願に必要な書類をそろえます。一般的に必要な書類は以下のとおりです。
- 入学志願書(大学所定の用紙)
- 高卒認定の合格証明書
- 合格成績証明書
- 写真(証明写真)
- 入学検定料の振込証明書
3. 出願・書類審査
通信制大学の多くは書類審査のみで選考が行われます。学力試験や面接がない大学がほとんどなので、書類に不備がなければ合格できるケースが多いです。
4. 合格通知・入学手続き
合格通知を受け取ったら、入学金や授業料の納入など、所定の手続きを行います。手続きが完了すれば晴れて大学生です。


高卒認定合格者におすすめの通信制大学
東京通信大学
完全オンラインで大卒資格を取得できる大学です。情報マネジメント学部と人間福祉学部の2学部があり、スクーリングなしで卒業可能なコースもあります。学費も比較的リーズナブルで、高卒認定合格者の入学も歓迎しています。
サイバー大学
ソフトバンクグループが運営する完全オンラインの大学です。IT・ビジネス分野に特化しており、すべての授業をインターネットで受けられます。入学試験がなく、書類審査のみで選考されます。



放送大学
幅広い学問分野を網羅する大学で、学費が非常に安いです。全科履修生として入学すれば、4年間で卒業して学士の学位を取得できます。高卒認定合格者はもちろん、満15歳以上で大学入学資格を持たない方でも「選科履修生」として一定の単位を修得すれば、正科生への入学資格を得ることができます。
大手前大学 通信教育部
完全オンラインで卒業可能な通信制大学です。幅広い分野の科目を自由に選んで学べる「リベラルアーツ型」のカリキュラムが特徴です。日本語教師やWebデザインなど、実践的な分野も学べます。
産業能率大学 通信教育課程
ビジネス・マネジメント分野に強い通信制大学です。卒業率が通信制大学のなかでも高いことで知られており、学習サポートが手厚いです。初めて大学で学ぶ方にも安心の環境が整っています。
高卒認定合格者が通信制大学で学ぶメリット
- 最終学歴を「大卒」にできる:高卒認定だけでは最終学歴は中卒や高校中退のままだが、大学を卒業すれば「大卒」になる
- 就職や転職で有利になる:「大卒以上」を条件とする求人に応募できるようになる
- 入学試験がないため学力面のハードルが低い
- 仕事やアルバイトと両立できる:通信制なら自分のペースで学べる
- 資格取得も同時に目指せる:教員免許や社会福祉士など、大卒が条件の資格にもチャレンジできる


💻 家で受ける授業は、環境で身につき方が変わる
自宅で受ける授業は、環境次第で身につき方が変わります。音が拾えないマイク、目が疲れる画面、姿勢が崩れる机――小さなストレスが積もると、続ける力そのものが削られます。快適に学び続けるために、最低限そろえたいものをまとめました。



学費はどのくらいかかる?
通信制大学の学費は、通学制大学と比べて大幅に安いです。4年間の総額の目安を紹介します。
- 放送大学:約77万円(4年間)
- 東京通信大学:約83万円〜(4年間・コースにより異なる)
- サイバー大学:約280万円(4年間)
- 大手前大学:約150万円(4年間)
- 産業能率大学:約90万円(4年間)
通学制の私立大学が4年間で400万〜500万円程度かかることを考えると、通信制大学は半額以下で大卒資格を取得できます。経済的な負担を抑えながら学位を取りたい方にとって、大きなメリットです。
利用できる学費支援制度
学費の負担を軽くするために、以下の制度を活用できる場合があります。
- 奨学金:日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用できる通信制大学がある
- 教育訓練給付金:厚生労働省の制度で、対象講座の学費の一部が支給される
- 大学独自の学費減免制度:成績優秀者向けの制度がある大学もある
- 学費の分割払い:月払いや半期払いに対応している大学も多い
よくある質問
Q. 高卒認定合格だけで就職できる?
高卒認定合格は「高卒と同等の学力がある」という認定であり、厳密には高卒の学歴にはなりません。就職活動では「高卒以上」の求人に応募できるケースもありますが、企業によって扱いが異なるため、確実に大卒を求める企業を目指すなら大学に進学することをおすすめします。
Q. 高卒認定の成績は入学に影響する?
通信制大学の多くは書類審査のみで合否を判定するため、高卒認定の成績が入学の合否に影響することは少ないです。重要なのは入学資格を満たしているかどうかです。
Q. 高卒認定合格から何年経っていても入学できる?
高卒認定の合格に有効期限はありません。何年前に合格していても、合格証明書を提出すれば入学資格として認められます。ブランクがあっても問題ありません。
Q. 高卒認定の全科目に合格していない場合は?
全科目に合格していない場合は、大学入学資格は得られません。ただし、放送大学などでは「特修生」として一定の単位を修得することで、入学資格を得られる制度があります。
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高卒認定合格者が通信制大学で成功するためのコツ
高卒認定を経て通信制大学に進学する場合、いくつかのポイントを意識しておくと学習がうまくいきやすくなります。
基礎学力を確認・補強する
高卒認定試験は高校卒業レベルの基礎学力を問うものですが、大学の授業ではさらに一段上のレベルが求められることがあります。特に文章の読解力やレポートの書き方は、入学前に意識して練習しておくとよいでしょう。大学によっては入学後に基礎講座を開設しているところもあります。
読解の練習では、読んだ内容を自分の言葉で要約してノートに書き出す方法が取り組みやすいです。手を動かして書く分だけ記憶にも残るので、レポート用に大学ノートを1冊決めておくとよいでしょう。
学習習慣をつくる
高校生活を経験していない場合、毎日決まった時間に勉強する習慣が身についていないことがあります。通信制大学は自分で学習スケジュールを管理する必要があるため、入学前から「毎日○時から1時間は勉強する」といったルーティンをつくっておくことが大切です。
周囲に学んでいることを伝える
家族や職場の理解を得ておくと、学習時間の確保がしやすくなります。特にスクーリングの時期は休暇の調整が必要になることもあるため、早めに相談しておきましょう。
無理をしない
通信制大学の多くは在籍期間に余裕があるため、無理に短期間で卒業しようとする必要はありません。自分のペースで確実に単位を積み重ねていくことが、卒業への一番の近道です。


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高卒認定と通信制大学を組み合わせるメリット
高卒認定と通信制大学の組み合わせは、学歴を大卒に変えるための最も現実的なルートの一つです。この組み合わせのメリットを改めて整理しておきましょう。
- 費用を最小限に抑えられる:高卒認定試験の受験料は数千円程度。通信制大学も通学制に比べて圧倒的に学費が安いため、トータルのコストを大幅に抑えられる
- 年齢を問わない:何歳からでも挑戦できる。20代でも40代でも60代でも、やる気があれば大卒資格を目指せる
- 働きながら学べる:収入を確保しながら学位取得を目指せるため、経済的なリスクが少ない
- 自分のペースで進められる:通信制大学は在籍可能年数に余裕があるため、体力的・精神的に無理なく続けられる
高卒認定試験の合格から大学卒業まで、一歩ずつ着実にステップを踏んでいくことで、確実に大卒資格にたどり着くことができます。
まとめ
高卒認定試験に合格すれば、通信制大学への入学資格は高校卒業者とまったく同じです。通信制大学は入学試験がない大学がほとんどで、書類審査のみで入学できるため、学力面での不安を感じる必要もありません。
東京通信大学・サイバー大学・放送大学・大手前大学・産業能率大学など、完全オンラインで学べる大学も増えていて、仕事と両立しながら大卒資格を目指すことが可能です。高卒認定合格から大卒へのステップアップを、ぜひ通信制大学で実現してください。
参考リンク:東京通信大学 高卒から大卒資格取得|BrushUP学び 通信制大学の入試|シン・ガッコウ 高卒認定後の通信制大学
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