通信制大学で単位を取得するためには、科目試験(単位修得試験)を受ける必要があります。「試験料は別途かかるの?」「再試験になったら追加費用が発生するの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、通信制大学の試験料に関する費用の目安や、大学ごとの費用体系の違い、試験にかかるトータルコストについて詳しく解説していきます。

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通信制大学の試験の種類
通信制大学の単位取得に関わる試験には、主に以下の種類があります。
- 科目試験(単位修得試験):レポート合格後に受験し、合格すると単位が認定される
- スクーリング試験:スクーリング受講後に行われる試験
- オンライン試験:自宅のPCから受験する形式。近年増加中
- 卒業試験・卒業論文審査:卒業要件として課される場合がある
試験料の相場と費用体系
通信制大学の試験料は、授業料に含まれている大学が多いのが特徴です。ただし、大学によっては別途費用がかかるケースもあります。
費用体系の3パターン
| パターン | 特徴 | 大学の例 |
|---|---|---|
| 授業料に含まれる | 追加の試験料なし | 放送大学、サイバー大学、東京通信大学 |
| 別途試験料が必要 | 1科目ごと、または年間で試験料が発生 | 一部の大学で年間数千円〜数万円 |
| 再試験のみ有料 | 初回は無料だが、再試験は別途費用 | 大学による |
具体的な費用例
- 放送大学:科目試験の受験料は授業料(1科目2単位5,500円)に含まれている。追加費用なし
- 日本福祉大学:単位制学費で、単位授業料1単位6,200円に試験料が含まれる
- 北海道情報大学:科目試験料と添削料として年間17,000円程度が別途必要
- 法政大学:年間教育費の中に試験料が含まれている

科目試験にかかる「見えない費用」
試験料そのもの以外にも、科目試験を受けるためにかかる費用があります。
交通費
会場受験型の科目試験の場合、試験会場までの交通費が発生します。地方在住の方は、東京や大阪などの会場まで出向く必要があることもあり、往復の交通費は無視できない金額になります。
宿泊費
遠方の会場で受験する場合、前泊が必要になることもあります。特に午前中から試験がある場合は、前日入りするケースが多いです。
教材費・参考書代
試験対策のために追加の参考書を購入する方もいます。大学指定のテキスト以外に、関連する参考書や過去問集を揃えると、1科目あたり数千円の出費になることもあります。
会場受験の場合、年に4〜6回の試験日が設定されている大学が多いです。毎回会場に通う交通費を考えると、4年間ではかなりの金額になることも。オンライン試験に対応した大学を選ぶことで、この費用を大幅に削減できます。
オンライン試験の普及と費用メリット
近年、多くの通信制大学が自宅から受験できるオンライン試験を導入しています。オンライン試験には以下のメリットがあります。
- 交通費・宿泊費がゼロ
- 自宅のPCやタブレットから受験できる
- 地方在住でも不利にならない
- 受験日程の選択肢が広い場合がある
東京通信大学やサイバー大学は完全オンラインで試験が受けられるため、試験にかかる追加費用はほとんど発生しません。

試験に不合格だった場合の費用
科目試験に不合格になった場合、再試験が可能かどうか、追加費用がかかるかどうかは大学によって異なります。
- 再試験が無料の大学:多くの大学では、在籍期間中であれば追加費用なしで再試験を受けられる
- 再試験に費用がかかる大学:一部の大学では、再受験料が発生するケースがある
- 再履修が必要な大学:科目を改めて履修し直す必要がある場合、履修料が再度かかる
Q&A:試験料に関するよくある質問
Q. 入学検定料と科目試験料は別物?
A. はい、別物です。入学検定料(選考料)は出願時に一度だけ支払うもの(5,000〜10,000円程度)。科目試験料は在学中に科目試験を受けるための費用です。
Q. 科目試験を受けないと単位は取れない?
A. 基本的には科目試験に合格することが単位認定の条件です。ただし、スクーリング科目の場合はスクーリング中の試験で評価されるため、別途の科目試験は不要なケースもあります。
Q. 科目試験の持ち込みは可能?
A. 大学や科目によって異なります。テキストやノートの持ち込みが許可されている試験もあれば、持ち込み不可の試験もあります。事前にシラバスや試験要項を確認しましょう。
参考:日本福祉大学 単位制学費制度
参考:日本大学通信教育部 学費
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科目試験の受験方法と形式の種類
通信制大学の科目試験には、いくつかの受験方法と出題形式があります。事前に把握しておくことで、試験対策がしやすくなります。
受験方法
| 方法 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
| 会場受験 | 大学や各地の試験会場に出向いて受験 | 厳格な試験環境で単位の信頼性が高い |
| オンライン受験 | 自宅のPCやタブレットから受験 | 交通費ゼロで時間の融通がきく |
| レポート型 | 期限内にレポートを提出して評価 | じっくり考えて回答できる |
出題形式
- 論述式:テーマについて自分の言葉で説明する形式。テキストの理解度が問われる
- 選択式(マークシート):正解を選ぶ形式。知識の幅広さが問われる
- 穴埋め式:重要な用語や概念を書き込む形式
- 混合型:上記の組み合わせ

🐹 試験対策の費用を抑えたいなら、テキスト以外の参考書や教材も賢く選びたいですよね。通信制大学の勉強に役立つ本をまとめていますので、科目試験に向けた予習にも活用できますよ。

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試験対策のコツ
科目試験に合格するためのポイントを紹介します。限られた学習時間を有効に使うために、効率的な試験対策を心がけましょう。
過去問を活用する
大学によっては過去の試験問題を公開していたり、学生同士で共有していたりします。出題傾向を把握することで、重点的に学習すべき範囲が見えてきます。
レポートの内容を復習する
科目試験はレポート合格後に受験するため、レポートで取り組んだテーマが試験にも関連していることが多いです。レポート作成時のメモや参考文献を見直すことで、効率的に復習できます。
テキストの要点を自分なりにまとめる
テキスト全体を読み直す時間がない場合は、各章の要点を自分なりのノートにまとめておくと、直前の復習に役立ちます。キーワードとその意味を対にして覚えるのが効果的です。
仲間と情報交換する
同じ科目を履修している仲間と試験の情報を共有することで、学習効率が上がります。どの範囲が重要か、どんな形式で出題されるかなど、実体験に基づく情報は非常に価値があります。
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試験にかかる年間コストのシミュレーション
科目試験にかかる年間コストを、大学タイプ別にシミュレーションしてみましょう。年間8科目を受験する想定です。
| 大学タイプ | 試験料 | 交通費 | 宿泊費 | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|
| オンライン完結型 | 0円(授業料込み) | 0円 | 0円 | 0円 |
| 会場受験型(近隣) | 0円(授業料込み) | 約12,000円 | 0円 | 約12,000円 |
| 会場受験型(遠方) | 0円(授業料込み) | 約60,000円 | 約30,000円 | 約90,000円 |
| 試験料別途型(遠方) | 約17,000円 | 約60,000円 | 約30,000円 | 約107,000円 |
この表からわかるように、オンライン完結型の大学なら試験にかかるコストはほぼゼロです。一方、遠方から会場受験する場合は年間10万円近くかかることもあります。4年間では40万円もの差になるため、大学選びの段階で試験方式を確認することは非常に重要です。


なお、試験日程は年に4回から6回程度設定されている大学が多いです。1回の試験日に複数科目をまとめて受験することで、会場に通う回数を減らし、交通費を節約することもできます。計画的な受験スケジュールを立てて、費用を最小限に抑えましょう。
まとめ
通信制大学の試験料は、多くの大学で授業料に含まれているため、別途の試験料がかからないケースがほとんどです。ただし、一部の大学では年間数千円〜数万円の試験料が発生することもあります。
また、試験料そのもの以外にも、会場受験の場合は交通費や宿泊費がかかる点を忘れないようにしましょう。オンライン試験に対応した大学を選べば、これらの費用を大幅に抑えることができます。


試験料や試験にかかる費用は、大学選びの段階で見落としがちなポイントです。この記事を参考に、試験料だけでなく交通費や宿泊費も含めたトータルコストで大学を比較し、自分に最適な選択をしてください。
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