「通信制大学に通いながら、専門学校や資格スクールにも通いたい」「仕事と通信制大学のダブルスクールって実際どうなの?」こんな疑問を抱えている方は意外と多いです。
ダブルスクールとは、2つの教育機関に同時に在籍して学ぶスタイルのことです。通信制大学は時間的な自由度が高いため、他のスクールや仕事との並行学習に向いていると言われています。しかし実際のところ、両立は簡単ではありません。この記事では、ダブルスクールを成功させるための具体的なコツやスケジュール管理の方法を紹介します。

📝 入学したら、すぐレポートが始まる
通信制大学は、入学してすぐレポートが始まります。パソコンやプリンタはもちろん、印刷用紙や参考書の置き場所まで、先に決めておくと立ち上がりがまるで違います。入学前に揃えておきたいものを、ひと通り整理しています。

通信制大学のダブルスクールとはどんなパターンがある?
ダブルスクールにはいくつかのパターンがあります。自分に当てはまるものを確認してみてください。
- 通信制大学+専門学校:大学卒業資格と専門的なスキルを同時に取得
- 通信制大学+資格スクール:大卒資格の取得と並行して特定の資格試験対策を行う
- 通信制大学+フルタイムの仕事:社会人として働きながら大学卒業を目指す
- 通信制大学+別の通信制大学:異なる分野の学位や資格を並行して取得(まれなケース)
最も多いパターンは、社会人として仕事をしながら通信制大学で学ぶケースです。次いで、専門学校と通信制大学を掛け持ちするパターンが多く見られます。
ダブルスクールを成功させる5つのコツ
1. 目的を明確にする
「なぜダブルスクールをするのか」という目的を明確にしておくことが最も大切です。「大卒資格が欲しい」「教員免許と専門スキルの両方を取りたい」など、具体的な目標があると、辛い時期にも踏ん張りがきくようになります。
2. 学習時間の見える化
1週間のスケジュールを紙やアプリに書き出し、どこに学習時間を確保できるかを「見える化」しましょう。通信制大学の学習時間は、一般的に1単位あたり45時間が目安とされています。1学期に10単位を登録するなら、約450時間が必要になる計算です。
紙で管理したい方には、1日の勉強時間や進めた科目を記録できるスタディプランナー(学習手帳)が使われています。積み上げた時間が目に見える形で残るので、ダブルスクールの進捗確認にも向いています。
3. 優先順位をつける
すべてを完璧にこなそうとすると破綻します。「この時期は資格試験の対策を優先」「この学期は通信制大学のレポートを集中的にやる」というように、時期ごとに優先順位をつけて取り組むのがポイントです。
4. スキマ時間を活用する
通勤電車の中、昼休み、待ち時間など、日常のスキマ時間を学習に充てる工夫をしましょう。通信制大学のオンデマンド授業はスマホでも視聴できるため、移動中にも学べます。
5. 休息を計画的に取る
ダブルスクールは体力的にも精神的にもハードです。週に1日は学習から完全に離れる日を設けたり、月に1回はリフレッシュの時間を確保したりして、燃え尽きを防ぎましょう。


ダブルスクールに向いている通信制大学の特徴
ダブルスクールをする場合、通信制大学選びも重要なポイントになります。以下の特徴を持つ大学を選ぶと、両立しやすくなります。
- スクーリングが少ない、またはオンラインで受講できる
- レポートの提出がWeb上で完結する
- 科目試験がオンラインで受けられる
- 在籍可能年数が長い(最長在籍8年~12年などの大学もある)
- 1科目から履修登録ができる柔軟なシステム
たとえば東京通信大学は完全オンラインで学位取得が可能であり、スクーリングへの通学が不要です。また、放送大学も自分のペースで学べる仕組みが整っています。
ダブルスクールのメリット
- 複数の資格や学位を並行して取得できるため、キャリアの幅が広がる
- 異なる分野の知識が相互に活きることがある(例:心理学×福祉、教育学×IT)
- 時間管理やタスク管理のスキルが自然と身につく
- 通信制大学は費用が安いため、ダブルスクールでも経済的な負担を抑えられる
ダブルスクールのデメリットと対策
- 時間が足りなくなる:対策→履修科目数を減らして1科目あたりの学習に集中する
- モチベーションの維持が難しい:対策→小さな目標(毎月1レポート提出など)を設定して達成感を積み重ねる
- 費用がかさむ:対策→教育訓練給付金や奨学金を活用する。通信制大学の学費は比較的安いため、もう一方のスクールの費用を重点的に検討する
- 孤独を感じやすい:対策→SNSや大学の交流サイトで同じ境遇の仲間とつながる
💻 家で受ける授業は、環境で身につき方が変わる
自宅で受ける授業は、環境次第で身につき方が変わります。音が拾えないマイク、目が疲れる画面、姿勢が崩れる机――小さなストレスが積もると、続ける力そのものが削られます。快適に学び続けるために、最低限そろえたいものをまとめました。



社会人のダブルスクール体験スケジュール例
社会人が通信制大学と仕事を両立する場合の、1週間のスケジュール例を紹介します。
- 平日(月~金):朝6:00~7:00に通信制大学のテキスト学習やオンデマンド授業(1時間)。日中は仕事。帰宅後21:00~22:30にレポート作成やテスト対策(1.5時間)
- 土曜日:午前中に通信制大学のスクーリング(オンライン)または集中学習(3時間)。午後は自由時間や用事
- 日曜日:完全オフまたは翌週の学習計画の整理(30分程度)
1日あたり1.5~2.5時間、週あたり15時間程度を学習に充てるイメージです。これで1学期に4~6科目のペースで履修を進められます。
朝と夜に毎日ノートパソコンを開くことになるので、作業環境を少し整えておくと続けやすくなります。ノートPCスタンドは画面の高さを目線に近づけられるほか、本体の下に空間ができて放熱にも役立ちます。
🐹 ダブルスクールでは限られた時間を有効活用することが鍵になります。社会人の通信制大学生に人気の勉強グッズをまとめていますので、学習環境の整備にお役立てください。



ダブルスクール経験者が語る「やってよかったこと」と「やめておけばよかったこと」
ダブルスクールを経験した方々の声をもとに、成功と失敗のポイントを整理します。
やってよかったこと
- 学習専用のGoogleカレンダーを作成し、レポート提出日や試験日を一元管理した
- 通信制大学の仲間とLINEグループを作り、情報共有やモチベーション維持に活用した
- スクーリング日程を年度初めにすべて把握し、仕事の休みを先に確保した
- 通勤時間にオンデマンド授業を聴く習慣をつけた
やめておけばよかったこと
- 最初の学期に科目を取りすぎて、レポートが間に合わなくなった
- 休日をすべて学習に充てた結果、体調を崩した時期があった
- 教科書をすべて最初に購入したが、結局履修しなかった科目のものは無駄になった
「最初は控えめに、慣れてきたら増やす」というアプローチが、ダブルスクールを長く続ける秘訣です。
🐹 通信制大学の勉強に必要な本や教材選びに迷っている方は、通信制大学生におすすめの教材をまとめた記事もあわせてチェックしてみてください。



🐹 レポート作成の効率を上げたい方には、ノートPCやタブレットの選び方ガイドもおすすめです。ダブルスクールで時間がない方こそ、作業環境を整えることで大きく差がつきます。



ダブルスクールに活用できる支援制度
ダブルスクールの費用負担を軽減するために、以下の支援制度の活用を検討してみてください。
- 教育訓練給付金:厚生労働省の制度で、対象の講座を受講した場合に学費の一部が支給される。通信制大学の一部の課程も対象になっている
- 日本学生支援機構の奨学金:通信制大学の正科生であれば奨学金の対象になる場合がある
- 大学独自の奨学金・学費減免制度:成績優秀者や経済的に困難な状況にある学生向けに、各大学が独自に設けている制度
- 勤務先の自己啓発支援制度:会社によっては、学費の一部を補助する制度がある。人事部門に確認してみる価値あり


ダブルスクールに向いている人・向いていない人
ダブルスクールはすべての人に適しているわけではありません。向いている人と向いていない人の特徴を整理します。
向いている人
- 明確な目標(資格取得や学位取得)がある人
- 自己管理が得意で、スケジュール通りに行動できる人
- 少しの時間も無駄にしたくないという意識がある人
- 家族や職場の理解・協力が得られる人
向いていない人
- 目的が曖昧で「なんとなく」始めようとしている人
- 現在の仕事や生活だけでも手一杯の状態にある人
- 完璧主義で、すべてを100%こなさないと気が済まない人
自分の状況を冷静に見つめ、無理のない範囲でダブルスクールに取り組むことが成功の秘訣です。もし「今は厳しいかも」と感じたなら、まずは通信制大学だけから始めて、慣れてきたらもうひとつのスクールを追加するという段階的なアプローチもありです。
Q&A:ダブルスクールに関するよくある質問
Q. 通信制大学と専門学校の同時入学は可能ですか?
可能です。通信制大学と通学制の専門学校はそれぞれ独立した教育機関であり、同時に在籍すること自体に法的な問題はありません。ただし、大学によっては「二重学籍」に関するルールがある場合もあるため、入学前に確認しておきましょう。
Q. 仕事をしながら通信制大学を卒業するのは現実的ですか?
現実的です。通信制大学の在学生の多くは社会人であり、働きながら卒業している方は多数います。ただし、卒業率は通学制の大学より低い傾向にあるため、継続するための工夫が必要です。
Q. ダブルスクールで取得した単位は互いの学校で認められますか?
基本的には別々の教育機関で取得した単位はそのまま互換されません。ただし、大学間の単位互換制度がある場合や、編入時に一部の単位が認定される場合はあります。
まとめ:通信制大学はダブルスクールに最適な環境
通信制大学は時間と場所にとらわれない学び方ができるため、ダブルスクールとの相性が良い教育機関です。成功の鍵は、目的の明確化とスケジュール管理、そして無理をしすぎないことです。
完璧を目指すよりも、「続けること」を最優先に考えて、自分に合ったペースで学習を進めていくことが大切です。まずは通信制大学の資料請求や説明会への参加から始めてみてはいかがでしょうか。
通信制大学の選び方についてはBrushUP学びの社会人向け通信制大学ガイドが参考になります。また、サイバー大学のコラムでは働きながら学ぶ社会人のスケジュール例が紹介されています。ダブルスクールの体験談についてはルネサンス高校グループのコラムも参考にしてみてください。


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