通信制大学に入学を検討しているけど、「スクーリングって何をするの?」「何日くらい通うの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
スクーリングは通信制大学で卒業に必要な単位を取得するための重要な学習機会です。近年はオンライン対応が進み、自宅から参加できる大学も増えています。
この記事では、通信制大学のスクーリングについて、種類・日数・費用・オンライン対応の有無まで、入学前に知っておきたい情報をまとめて解説します。

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スクーリングとは?通信制大学における位置づけ
スクーリングとは、通信制大学において実施される面接授業(対面またはオンラインでの授業)のことです。通常の通信学習はテキストやオンデマンド教材を使って自宅で進めますが、スクーリングでは教員から直接指導を受ける機会が設けられています。
大学設置基準では、通信制大学の卒業に必要な124単位のうち、一定数をスクーリングで取得することが求められています。ただし、この基準はメディア授業(オンライン授業)で代替できる場合もあり、大学によって必要な通学日数は大きく異なります。
スクーリングには単位の取得だけでなく、教員への質問や他の学生との交流ができるという学習面でのメリットもあります。特に通信学習で孤独を感じやすい方にとっては、モチベーションを高める貴重な機会といえるでしょう。
スクーリングの主な種類
現在の通信制大学で実施されているスクーリングは、大きく分けて以下の3つの形式があります。
対面スクーリング(通学型)
大学のキャンパスや全国の会場に足を運んで受講する従来型のスクーリングです。法政大学通信教育部では、東京の市ヶ谷キャンパスを中心に、札幌・横浜・名古屋・大阪・福岡などでも開講しています。
1科目あたりの日数は、2日間で1単位、4日間で2単位が一般的です。夏期・冬期・春期など長期休暇に集中して開講する「集中スクーリング」が多く、まとまった期間で一気に受講できるメリットがあります。
ライブ型オンラインスクーリング
ZoomなどのWeb会議ツールを使い、リアルタイムで受講する形式です。自宅から参加できるため、遠方に住んでいる方や仕事のスケジュールが読みにくい方にも参加しやすいのが特徴です。
武蔵野大学通信教育部では「Webライブスクーリング」として、多くの科目をオンラインで受講できる体制を整えています。対面と同様にリアルタイムで教員に質問できるため、学習効果も高いとされています。
オンデマンド型スクーリング
あらかじめ収録された講義動画を自分の好きな時間に視聴して学ぶ形式です。時間の制約が少なく、繰り返し視聴できるため、内容の理解を深めやすいのがメリットです。
ただし、すべてのスクーリング科目がオンデマンドで受講できるわけではなく、実習やグループワークを伴う科目は対面やライブ形式で実施されることが多い点には注意が必要です。

スクーリングの日数と費用の目安
スクーリングにかかる日数と費用は、大学や履修する科目数によって異なります。以下に主要大学の目安をまとめました。
- 法政大学:年間約10〜15日程度のスクーリング。1科目あたり5,000〜10,000円程度の受講料
- 日本大学:夏期・秋期・冬期の集中スクーリングあり。1科目10,000円前後
- 大手前大学:完全オンラインで卒業可能。スクーリング費用は授業料に含まれる
- 東京通信大学:スクーリングなしで卒業可能。追加費用不要
なお、対面スクーリングの場合は受講料のほかに交通費・宿泊費が別途かかることを忘れてはいけません。遠方にお住まいの方は、年間のスクーリング費用を事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
スクーリングなしで卒業できる大学はある?
記事執筆時点では、完全オンラインで卒業できる通信制大学も複数あります。スクーリングに通う時間が取れない方にとっては、有力な選択肢になるでしょう。
代表的な大学として、大手前大学(通信教育部)、東京通信大学、サイバー大学、開志創造大学などが挙げられます。これらの大学ではメディア授業やオンデマンド授業を活用して、対面でのスクーリングなしに卒業要件を満たせる仕組みが整っています。
ただし、教員免許や社会福祉士といった国家資格の取得を目指す場合は、実習科目で対面参加が必須となるケースが多い点には注意してください。資格取得が目的の方は、出願前に実習要件を確認しておきましょう。

スクーリングを有効活用するコツ
事前準備をしっかり行う
スクーリングは限られた日数で集中的に学ぶ場です。事前にテキストの該当箇所を読んでおくことで、授業中の理解度が大きく変わります。特に対面スクーリングの場合、質問できる機会は貴重なので、疑問点をあらかじめリストアップしておくと効率的です。
他の学生との交流を大切にする
通信制大学では日常的に他の学生と接する機会が少ないため、スクーリングは貴重な交流の場です。同じ目標を持つ仲間と情報交換をすることで、学習のモチベーション維持にもつながります。
スケジュール管理を徹底する
特に対面スクーリングの場合、申込期限や持ち物の確認、交通手段の手配などを早めに済ませておくことが大切です。人気の科目は定員に達して締め切られることもあるため、履修計画は早めに立てておきましょう。
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スクーリングに関するよくある質問
Q. スクーリングを欠席したらどうなる?
基本的にスクーリングは出席が単位取得の要件になっているため、欠席すると単位が認められないケースがほとんどです。やむを得ず欠席する場合は、大学の事務局に早めに連絡し、振替や次回の開講日程を確認しましょう。
Q. スクーリングの雰囲気は?
受講者は社会人が多く、年齢層も幅広いです。20代の若い方から60代以上の方まで、さまざまなバックグラウンドを持つ学生が参加しています。共通の目標を持って学ぶ場なので、和やかな雰囲気で進むことが多いです。
Q. 子どもがいてもスクーリングに参加できる?
対面の場合は預け先の確保が必要ですが、オンライン形式であれば自宅から参加できます。子育て中の方は、オンラインスクーリングが充実した大学を選ぶと両立しやすいでしょう。
Q. スクーリング科目の成績はどう決まる?
授業への参加態度、授業内の課題やディスカッションへの貢献、最終日に実施される試験やレポートなど、複合的に評価されるのが一般的です。出席するだけでなく、積極的に参加することが好成績につながります。

大学別スクーリング比較表
主要な通信制大学のスクーリング形式と通学の必要性を比較してみましょう。大学選びの参考にしてください。
完全オンラインで卒業可能な大学
大手前大学・東京通信大学・サイバー大学・開志創造大学は、スクーリングを含むすべての授業をオンラインで受講できるため、通学の必要がありません。地方在住の方や、仕事の都合で通学が難しい方に特に人気があります。
オンライン完結型の大学では、オンデマンド授業(録画済み講義の視聴)とライブ型授業(リアルタイム配信)を組み合わせて卒業要件を満たす仕組みが整備されています。
対面スクーリングが必要な大学
法政大学・慶應義塾大学・日本大学・中央大学などの伝統校では、卒業までに一定日数の対面スクーリングへの出席が求められます。ただし、近年はオンラインでの代替受講を認める科目も増えてきており、以前と比べて通学の負担は軽減されています。
対面スクーリングのメリットとして、教員と直接対話できること、同じ志を持つ学生と交流できること、図書館などキャンパス施設を利用できることなどが挙げられます。
資格取得とスクーリングの関係
教員免許の取得には教育実習が必須であり、社会福祉士の受験資格取得には相談援助実習が必要です。これらの実習は対面での参加が基本となるため、資格取得を目指す場合は、たとえオンライン完結型の大学であっても一定期間の対面参加が発生することを理解しておきましょう。
実習先は大学が紹介してくれるケースが多いですが、自分で探す必要がある場合もあります。入学前に実習の時期・日数・費用を確認しておくことが重要です。

スクーリング参加時の持ち物リスト
対面スクーリングに参加する際に忘れがちな持ち物をまとめました。初めてスクーリングに参加する方は参考にしてください。
- 学生証:本人確認のために必須。忘れると受講できない場合がある
- テキスト・教材:授業で使用するため事前に確認しておく
- ノート・筆記用具:板書やメモ用に準備
- パソコン・タブレット:一部の授業では使用する場合がある
- 昼食・飲み物:大学周辺に飲食店が少ない場合に備える
- 交通系ICカード:会場が大学キャンパスでない場合は、場所の確認も忘れずに
オンラインスクーリングの場合は、安定したインターネット環境、Webカメラ付きのパソコン、ヘッドセットまたはイヤホンが必要です。事前にZoomなどの接続テストを行っておくとスムーズに受講できます。
まとめ
通信制大学のスクーリングは、対面・ライブ型オンライン・オンデマンドの3つの形式があり、大学によって必要日数や費用が異なります。
スクーリングなしで卒業できる大学も増えていますが、資格取得を目指す場合は対面の実習が必要になるケースもあるため、入学前に各大学の要件をしっかり確認しておくことが大切です。
自分のライフスタイルや学習目的に合ったスクーリング形式の大学を選ぶことが、卒業への近道といえるでしょう。
スクーリングの最新情報は、各大学の公式サイトで確認することをおすすめします。私立大学通信教育協会のサイトでは、加盟大学の一覧や通信教育に関する基本情報を閲覧できます。また、BrushUP学びでは通信制大学の比較・資料請求がまとめてできます。各大学の文部科学省認可状況も合わせて確認しておくと安心です。
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