「人の心に寄り添う仕事がしたい」「心理カウンセラーになりたいけど、今から大学に通い直すのは現実的じゃない…」そう感じている社会人は少なくないでしょう。実は通信制大学を活用すれば、仕事を続けながら心理学を学び、カウンセラー関連の資格取得を目指すことができます。
この記事では、通信制大学で取得を目指せる心理系の資格の種類と、大学選びのポイントを詳しく解説していきます。

📝 入学したら、すぐレポートが始まる
通信制大学は、入学してすぐレポートが始まります。パソコンやプリンタはもちろん、印刷用紙や参考書の置き場所まで、先に決めておくと立ち上がりがまるで違います。入学前に揃えておきたいものを、ひと通り整理しています。

通信制大学で目指せる心理系資格の種類
認定心理士
認定心理士は、通信制大学で最も取得しやすい心理系資格です。日本心理学会が認定する民間資格で、4年制大学で心理学に関する所定の単位(36単位以上)を修得すれば申請できます。試験は不要で、単位の修得が資格取得の条件となります。
認定心理士の資格だけでカウンセラーとして就職するのは難しい面もありますが、心理学の基礎知識を持っている証明になるため、福祉施設や企業の相談窓口など、心理の知識を活かした仕事に就くきっかけになります。
公認心理師
公認心理師は心理職唯一の国家資格であり、取得のハードルは高いですがその分社会的な信頼度も高いです。通信制大学で対応しているのは、記事執筆時点で聖徳大学・京都橘大学・東京福祉大学・放送大学など限られた大学のみです。
注意すべき点は、大学で必要科目を修得するだけでは受験資格が得られないことです。大学卒業後にさらに大学院への進学、または指定の施設で一定期間の実務経験を積む必要があります。通信制大学はその「最初のステップ」を踏むための場所という位置づけです。
臨床心理士
臨床心理士は日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格で、心理職の中でも長い歴史と高い認知度を持ちます。取得には指定大学院の修了が必要であり、通信制大学だけでは取得できません。ただし、通信制大学で心理学の基礎を学んだ後に指定大学院に進学するルートは十分に現実的です。
- 認定心理士:通信制大学で単位取得のみで申請可能
- 公認心理師:通信制大学+大学院or実務経験が必要
- 臨床心理士:通信制大学→指定大学院への進学が必要
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心理学が学べる通信制大学の選び方
目指す資格に対応しているかを最優先で確認
心理学が学べる通信制大学は全国で10校以上ありますが、すべての大学で同じ資格が取得できるわけではありません。自分が目指す資格のカリキュラムに対応しているかどうかを、入学前に必ず確認しましょう。特に公認心理師を目指す場合は、対応大学が限られているため要注意です。
スクーリング・実習の負担を把握する
心理学系の科目では、実験や実習を伴うスクーリングが必要になるケースが多いです。公認心理師の課程では心理実習(450時間以上)が義務付けられており、通信だけで完結しないことを理解しておく必要があります。スクーリングの開催場所や日程が自分の生活と両立できるかどうかも、大学選びの重要なポイントになります。
大学院への進学ルートがあるか
臨床心理士や公認心理師を最終目標にする場合、通信制大学卒業後に大学院へ進学する必要があります。大学院の通信課程がある大学を選んでおくと、進学がスムーズになります。たとえば東京福祉大学は学部から大学院まで通信課程で一貫して学べます。


心理学が学べるおすすめの通信制大学
聖徳大学 通信教育部(心理・福祉学部)
聖徳大学は公認心理師の受験資格に対応したカリキュラムを持つ通信制大学のひとつです。心理学の基礎から応用まで幅広く学べるだけでなく、認定心理士の資格取得にも対応しています。千葉県松戸市にキャンパスがあり、スクーリングは主にそこで実施されます。
大手前大学 通信教育部
大手前大学は認定心理士の取得に対応しており、心理学系の科目が充実しています。オンラインで完結する科目が多いのが特徴で、スクーリングの負担を最小限に抑えたい方に向いています。「心理カウンセラーとは何か」をテーマにした公式コンテンツも充実しており、学習前の情報収集にも役立ちます。
武蔵野大学 通信教育部(心理学専攻)
武蔵野大学の心理学専攻では、認定心理士の資格取得を目指せるほか、産業カウンセラーの受験資格にも対応している点が大きな特徴です。心理学の理論と実践をバランスよく学べるカリキュラムが組まれており、卒業後のキャリアの選択肢が広いです。
放送大学
放送大学は心理学系の科目が豊富に用意されており、認定心理士の資格取得にも対応しています。公認心理師の必要科目の一部も履修可能です。1科目から受講できるため、「まずは心理学がどんな学問か試してみたい」という段階の方にも最適です。学費も1科目1万1,000円程度とリーズナブルです。
心理カウンセラーとして活躍するためのステップ
ステップ1:資格と進路を明確にする
まずは「どの心理系資格を目指すか」を決めることが出発点です。認定心理士なら通信制大学の卒業だけで取得でき、公認心理師や臨床心理士なら大学院進学も視野に入れた長期計画が必要になります。
ステップ2:通信制大学で基礎を固める
入学後は心理学の基礎科目(心理学概論・発達心理学・社会心理学・臨床心理学など)を着実に修得していきます。レポート課題や科目試験を通じて、理論だけでなく「書く力」「考える力」も鍛えられます。
ステップ3:実践経験を積む
資格取得後、いきなり独立してカウンセリングを行うのは現実的ではありません。医療機関・福祉施設・企業の相談室・スクールカウンセラーなど、まずは組織に所属しながら実践経験を積んでいくのが一般的なキャリアパスです。
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Q&Aコーナー
Q. 心理カウンセラーに年齢制限はある?
資格取得に年齢制限はありません。30代・40代から通信制大学に入学して心理系資格を取得し、カウンセラーとして活動を始める方もいます。むしろ、人生経験の豊富さがカウンセリングの場で活きることも多いです。
Q. 通信制大学の心理学と通学制の違いは?
学ぶ内容やカリキュラムに大きな差はありません。ただし、通信制は実習やグループワークの機会が通学制に比べて少なくなる傾向があります。その分、自主的に学会やセミナーに参加するなど、自分で経験の幅を広げる工夫が大切になります。
Q. 資格がなくても心理カウンセラーになれる?
法律上、心理カウンセラーを名乗ること自体に資格は必須ではありません。しかし、クライアントの信頼を得るためにも資格の取得は強く推奨されます。特に医療機関や教育機関で働く場合は、公認心理師や臨床心理士の資格が求められることがほとんどです。


心理系資格の取得にかかる費用と期間の比較
🐹 公認心理師や臨床心理士を目指すなら、学部段階のうちから資格試験を見据えた参考書で準備を進めておくと有利です。通信制大学で資格取得を目指す方におすすめの参考書をこちらで紹介しています。



認定心理士を取得する場合
認定心理士は通信制大学の正科生として入学し、心理学の所定単位(36単位以上)を修得して卒業すれば申請できます。費用は大学にもよりますが、年間15〜20万円の授業料で4年間(3年次編入なら2年間)が目安です。総額30〜80万円程度で取得を目指せるのがメリットです。認定料として別途3万6,000円がかかります。
公認心理師を取得する場合
公認心理師の取得を目指す場合は、通信制大学で必要科目を履修(4年間)した後、さらに大学院で2年間学ぶか、指定施設で2年以上の実務経験を積む必要があります。通信制大学の学費4年間で約60〜80万円+大学院の学費2年間で約100〜200万円が目安です。合計で200〜300万円、期間は最短6年とハードルは高いですが、国家資格としての信頼性は圧倒的です。
臨床心理士を取得する場合
臨床心理士も大学院修了が必要なため、費用と期間は公認心理師と同程度です。指定大学院に進学し、修了後に試験に合格する必要があります。最近では公認心理師と臨床心理士のダブル取得を目指す方が増えており、大学院によっては両方の受験資格に対応したカリキュラムを提供しています。
通信制大学で心理学を学ぶ上での心構え
自己管理能力が求められる
通信制大学は自由度が高い反面、学習のペースを自分でコントロールする必要があります。レポートの提出期限を守り、計画的に科目試験を受験していくためには、週単位・月単位の学習計画を立てて着実に進める習慣が欠かせません。特に仕事と並行して学ぶ社会人は、通勤時間や休日を効率的に使う工夫が重要になります。
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実践の場を自分で確保する
通信制大学では通学制に比べて実習やグループワークの機会が少なくなりがちです。カウンセリング技術を磨くためには、大学のスクーリング以外にも、心理学系の学会やワークショップ、ボランティア活動などに積極的に参加して経験の幅を広げることが大切です。「学ぶ」だけでなく「実践する」機会を自分で作り出す姿勢が求められます。
仲間とのつながりを大切にする
通信制大学は孤独になりやすいと言われますが、最近ではオンラインの学生コミュニティやSNSグループが充実してきています。同じ志を持つ仲間と情報交換をしたり、励まし合ったりすることで、モチベーションの維持につながります。スクーリング時に積極的にネットワーキングするのもおすすめです。


学び始める前に読んでおきたい心理学の本
心理カウンセラーを目指すルートは複数あるので、出願前に「自分がどの分野に興味があるのか」を確かめておくと大学選びで迷いにくくなります。まずは心理学の入門書で全体像をつかみ、公認心理師まで視野に入れているなら試験範囲を扱ったテキストにも目を通しておくという手もあります。書店で中身を確認できないときは、レビューや目次を各ショップでチェックしてみてください。
公認心理師を目指すルートを検討している方は、試験範囲を扱ったテキストで学習量のイメージをつかんでおくとよいでしょう。
まとめ
通信制大学から心理カウンセラーを目指すルートは、しっかりと確立されています。認定心理士なら通信制大学の卒業だけで取得可能です。公認心理師や臨床心理士を目指す場合は、通信制大学での学びを足がかりに大学院進学や実務経験を積むステップが必要です。
まずは自分が目指す資格を明確にし、それに対応した通信制大学を選ぶことが成功への第一歩となります。聖徳大学・大手前大学・武蔵野大学・放送大学など、選択肢は複数あるので、スクーリングの通いやすさや学費も含めて総合的に比較してみてください。
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参考:BrushUP学び「心理カウンセラーを目指せる通信制大学」
参考:アガルート「公認心理師の資格が取得できる通信制大学一覧」
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