「通信制大学を中退したけど、後悔している」「これから通信制大学に入るけど、中退して後悔しないか不安」という声は少なくありません。通信制大学は入学しやすいぶん、途中でやめてしまう人が一定数いるのも事実です。
この記事では、通信制大学を中退して後悔する人に共通する特徴と、後悔しないための考え方や行動を詳しく解説します。中退を検討している方にも、これから入学する方にも役立つ内容です。

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通信制大学を中退して後悔する主なパターン
後悔の内容は人によってさまざまですが、よく聞かれるパターンを整理してみましょう。
パターン1:大卒資格が取れなかった
最も多い後悔が「大卒資格を取れなかった」ことです。転職活動や昇進の場面で「大卒以上」の条件を求められたとき、「あのとき頑張って卒業しておけばよかった」と感じるケースが多く報告されています。特に、残り1~2年で卒業できたはずなのにやめてしまった方の後悔は大きい傾向があります。
パターン2:費やした時間とお金が無駄になった
入学金や授業料、テキスト代、スクーリング費用など、通信制大学にも一定の費用がかかります。また、レポート作成や学習に費やした時間も少なくありません。中退してしまうと、これらの投資がすべて「結果に結びつかなかった」という感覚になりやすく、後悔の原因になります。
パターン3:中退理由が曖昧で次に進めない
「何となく面倒になった」「忙しくてやめた」など、中退理由が曖昧なまま辞めてしまった方は、その後のキャリアでもモヤモヤを抱えがちです。明確な理由がないと、転職面接で中退について聞かれたときにも説明しにくくなります。
パターン4:周囲に相談しなかった
一人で悩んで中退を決めてしまい、「誰かに相談していれば続けられたかもしれない」と後悔する方もいます。大学の学生相談窓口や、同じ大学で学ぶ仲間に相談していれば、別の選択肢が見つかったかもしれません。

通信制大学を中退しても後悔しない人の特徴
一方で、中退しても後悔していないという方もいます。後悔しない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
目的を達成してから辞めた
「教員免許の単位が取れたから」「やりたかった分野の知識が身についたから」など、入学時の目的を達成したうえで辞めた方は後悔が少ない傾向にあります。卒業だけがゴールではなく、必要な学びを得たことに満足しているからです。
別の進路を明確に決めてから辞めた
中退後に別の資格取得に向かったり、転職や起業など新しいチャレンジを始めたりした方も、後悔が少ないです。「中退」を「次のステップへの切り替え」としてポジティブに捉えられているからでしょう。
修得した単位を他で活用できた
通信制大学で修得した単位は、別の大学に編入する際や再入学する際に認定されるケースがあります。学んだ内容を無駄にせず次につなげられた方は、中退に対する後悔が軽くなっています。
中退を考えたときに取るべき3つの行動
「中退しようかな」と思い始めたとき、すぐに退学届を出す前にやっておくべきことがあります。
行動1:大学の学生相談窓口に連絡する
多くの通信制大学には、学生の悩みに対応する窓口が設けられています。学習の進め方やモチベーション低下の相談に乗ってもらえるほか、休学や履修計画の変更など、中退以外の選択肢を提示してもらえることもあります。
行動2:休学を検討する
「今は忙しくて無理」という理由なら、休学という選択肢があります。多くの通信制大学では半年~1年単位で休学が可能で、休学中の費用も通常の授業料より大幅に安くなります。状況が落ち着いてから復学すれば、それまでに修得した単位はそのまま活かせます。
中退前に確認すべきこと
- あと何単位で卒業できるのか
- 休学した場合の費用と復学の条件
- 修得済み単位を他大学に持ち越せるか
- 中退後のキャリアプランは具体的にあるか
行動3:修得済み単位を確認する
卒業まであとどのくらいの単位が必要かを確認しましょう。意外と「あと10単位程度」という状況であれば、もう少し頑張る価値はあるかもしれません。また、修得済みの単位は成績証明書として記録が残るため、将来的に再入学や編入をする際に無駄にならない場合があります。
中退後の選択肢
もし中退を決断した場合でも、そこで学びが終わるわけではありません。いくつかの選択肢があります。
別の通信制大学に編入する
修得した単位を活かして、別の通信制大学に編入するという方法があります。「今の大学が自分に合わなかった」という場合は、サポート体制や学習スタイルがより合う大学を選び直すのも一つの手です。
再入学する
同じ大学に再入学することも可能です。中退時に修得した単位が認定される場合もあるため、一からやり直す必要はありません。休学ではなく一度退学してリフレッシュしてから戻るという選択をする方もいます。
資格取得やスキルアップに切り替える
大学での学びにこだわらず、専門学校や資格スクールでスキルを身につけるという選択もあります。大切なのは「自分のキャリアにとって何が最善か」を考えることです。

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中退を防ぐために入学前にやるべきこと
後悔を防ぐためには、入学前の段階で準備しておくことが大切です。
入学目的を書き出す
「なぜ通信制大学に入るのか」を紙に書き出して明確にしましょう。具体的な目標があるほど、途中でくじけにくくなります。目的が漠然としている方は、まず科目等履修生として体験してみるのも良い方法です。
学習時間を確保できるか事前に計算する
通信制大学の卒業には、1科目あたり平均して30~50時間程度の学習時間が必要とされています。仕事や家庭の状況を踏まえて、週にどれくらいの学習時間を確保できるかをリアルに計算してみましょう。
サポート体制が充実した大学を選ぶ
学習アドバイザー制度やオンライン質問対応など、サポート体制が手厚い大学ほど卒業率が高い傾向があります。入学前に大学の説明会に参加したり、在学生の口コミを調べたりして、自分に合った大学を選びましょう。


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中退経験者が語る「こうすればよかった」
通信制大学を中退した方々の声から、よくある「こうすればよかった」を紹介します。
「最初から完璧を目指さなければよかった」
レポートで高い評価を取ろうと頑張りすぎて燃え尽きてしまった方がいます。最初は「合格点ギリギリでもいいから提出する」というスタンスで進めたほうが、継続しやすいという声があります。
「もっと早く休学制度を使えばよかった」
忙しい時期に無理をして学習を続けようとした結果、嫌になってしまったという方も少なくありません。「忙しいときは休学する」という判断を早めにすることで、中退を防げた可能性があるという反省の声が多いです。
「仲間を作ればよかった」
一人で黙々と進めて孤独感に耐えられなくなったという方は、SNSやスクーリングで仲間を作っておけばよかったと後悔しています。同じ境遇の仲間がいると、つらい時期も乗り越えやすくなります。
中退と「目的達成型退学」の違い
通信制大学を途中で辞めるケースすべてが「中退」とは限りません。教員免許や資格に必要な単位を取得したうえで退学する「目的達成型退学」というケースも少なくないのです。このような退学は、統計上は「中退」にカウントされますが、本人にとっては十分な成果を得たうえでの判断です。
自分が通信制大学を辞めることを検討する際は、「自分はなぜ辞めようとしているのか」を客観的に分析し、目的を達成したうえでの退学なのか、挫折による中退なのかを区別して考えましょう。前者であれば後悔は少なく、後者であればまず休学や履修計画の見直しを検討するのが賢明です。
よくある質問(Q&A)
Q. 通信制大学を中退した場合、履歴書にはどう書けばよいですか?
「○○大学 通信教育課程 中途退学」と記載するのが一般的です。中退理由は面接で聞かれることがあるため、ポジティブに説明できるよう準備しておきましょう。
Q. 中退後に再入学した場合、以前の単位は活かせますか?
多くの大学では、以前に修得した単位のうち現行カリキュラムに対応するものは認定されます。ただし、大学ごとに規定が異なるため、再入学前に事務局に確認しましょう。
Q. 中退して後悔した場合、やり直す方法はありますか?
再入学や別の大学への編入など、やり直す方法はあります。科目等履修生として必要な科目だけ受講するという選択肢もあるため、「一度やめたら終わり」ということはありません。
通信制大学の中退は、必ずしもネガティブな結果とは限りません。しかし、後悔を最小限にするためには、中退前にしっかりと情報を集め、自分にとって最善の選択を考えることが大切です。
よくある質問
通信制大学を中退する人はどのくらいいますか?
通信制大学の中退率は大学によって異なりますが、一般的に通学制よりも高い傾向にあります。自己管理が求められる学習スタイルや、仕事や家庭との両立の難しさが主な原因です。ただし、サポート体制が充実している大学を選ぶことで中退リスクは大幅に下げられます。
中退したことを履歴書にはどう書けばいいですか?
大学名、通信教育課程、学部名、中途退学と正直に記載しましょう。中退の理由を前向きに説明できれば、マイナス評価にはなりにくいです。経済的な事情やキャリアチェンジのためなど、具体的な理由があると採用担当者も理解しやすくなります。
中退後にやり直すことはできますか?
もちろん可能です。同じ大学への再入学、別の通信制大学への編入学、放送大学での学び直しなど、選択肢は多くあります。以前修得した単位が認定される場合も多いので、ゼロからのスタートにはなりません。中退を経験したからこそ、自分に合った学び方を見つけられることもあります。
中退を考えていますが、踏みとどまるべきでしょうか?
まずは中退したい理由を明確にしましょう。学習内容への不満なら学部変更、時間の問題なら休学、経済的な理由なら奨学金や教育ローンの検討など、中退以外の解決策がないか探ることが大切です。大学の学習相談窓口に相談するだけでも、状況が改善することがあります。
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