「通信制大学は書類を出せば誰でも入れるって聞いたけど、本当?」「書類選考で落ちることってあるの?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
通信制大学の書類選考で不合格になるケースは確かに存在します。ただし、その確率は非常に低く、基本的なポイントを押さえておけばほぼ心配はいりません。
この記事では、通信制大学の書類選考で落ちる可能性があるケースと、その対策について具体的に解説していきます。

📝 入学したら、すぐレポートが始まる
通信制大学は、入学してすぐレポートが始まります。パソコンやプリンタはもちろん、印刷用紙や参考書の置き場所まで、先に決めておくと立ち上がりがまるで違います。入学前に揃えておきたいものを、ひと通り整理しています。

通信制大学の書類選考の仕組み
選考方法は大きく2パターン
通信制大学の入学選考は、大きく分けて以下の2パターンがあります。
- 書類審査のみ:出願書類の内容を確認し、入学資格を満たしているかをチェック
- 書類審査+面接:書類に加えて、オンラインまたは対面での面接を実施
大多数の通信制大学は前者の「書類審査のみ」です。通信教育で教師を目指すサイトでも解説されているとおり、通信制大学の入学試験は基本的になく、書類選考のみで合否が決まります。
提出する書類の一般的な内容
- 入学願書(氏名・住所・学歴などの基本情報)
- 志望理由書(200〜800文字程度が一般的)
- 最終学歴の卒業証明書
- 成績証明書(編入学の場合)
- 証明写真
- 入学検定料の振込証明
書類選考で不合格になる5つのケース
通信制大学で不合格になるケースは限定的ですが、以下の5つのパターンには注意が必要です。
ケース1:書類の不備・提出漏れ
もっとも多い不合格の原因は、書類の不備や提出漏れです。必要書類が足りない、記入欄が空白になっている、署名・押印が抜けているなど、基本的なミスで不合格になるのは非常にもったいないことです。
通信制大学の選考で「落ちた」と言う人の多くは、実は書類不備が原因というケースが少なくありません。
ケース2:出願期限を過ぎている
当然ですが、出願期限を過ぎた書類は受理されません。「消印有効」なのか「必着」なのかを必ず確認し、余裕を持って提出しましょう。
ケース3:出願資格を満たしていない
大学への入学には、高等学校卒業(または高卒認定試験合格など同等の資格)が必要です。編入学の場合は、前の大学で一定数の単位を取得していることが条件になる場合もあります。出願前に資格条件を必ず確認しておきましょう。
ケース4:志望理由書の内容に重大な問題がある
志望理由書に入学の目的や学習意欲がまったく伝わらない内容を書いてしまった場合、選考に影響する可能性があります。通信制大学の入学審査に関する解説でも、「あまりにもおかしなことを書いてしまった場合」は不合格の可能性が指摘されています。
ケース5:定員超過(一部の人気大学のみ)
早稲田大学eスクールや慶應義塾大学通信教育課程など、一部の人気大学では志願者が定員を超える場合があり、選考がやや厳しくなります。ただし、これは通信制大学全体のごく一部に限った話です。


合格するための志望理由書の書き方
志望理由書は、通信制大学の書類選考で唯一「内容が評価される」書類です。ここを丁寧に仕上げることが合格への近道になります。
盛り込むべき4つの要素
- 志望動機:なぜ大学で学びたいのか(具体的なきっかけや背景)
- 学習目標:何を学びたいのか(具体的な分野・資格・知識)
- 将来の展望:学んだことをどう活かしたいのか
- その大学を選んだ理由:なぜこの大学でなければいけないのか
NGな志望理由書の例
- 「なんとなく学びたいと思いました」→ 具体性がなく熱意が伝わらない
- 「学費が安いから」→ 理由としては弱すぎる
- 空欄や極端に短い文章 → やる気がないと判断される可能性
- 他大学の名前を間違えて書いてしまう → 使い回しがバレる
良い志望理由書の例文構成
以下の流れで書くと、説得力のある志望理由書になります。
- 現在の状況(社会人として働きながら、子育て中など)
- 学びたいと思ったきっかけ(具体的なエピソード)
- この大学で学びたい分野と目標
- 卒業後にどう活かしたいか
- 通信制を選ぶ理由(仕事との両立など)
200〜400文字程度でも、上記の要素が網羅されていれば十分です。長ければ良いわけではなく、要点が明確に伝わることが重要です。
手書きで提出する場合は、書き味の合うペンを選ぶだけで文字の印象が変わります。にじみにくいインクのボールペンを1本用意しておくと、願書の記入から入学後のレポートまで長く使えます。
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書類準備で失敗しないためのチェックリスト
- すべての記入欄を埋めたか
- 誤字脱字はないか
- 署名・押印は済んでいるか
- 証明写真は規定サイズか(3×4cmが一般的)
- 卒業証明書・成績証明書は有効期限内か
- 入学検定料は振り込み済みか
- 封筒の宛名や送付先は正しいか
- 出願期限までに届くか(消印有効 or 必着を確認)
- コピーを手元に保管したか
署名・押印の欄でつまずかないよう、印鑑は出願前に手元で確認しておきましょう。願書によっては認印で足りることも多いので、朱肉のいらないタイプを1本持っておくと記入がスムーズです(実印や銀行印を求められる書類には使えないため、募集要項の指定は必ず確認してください)。
面接がある場合の対策
一部の通信制大学では、書類審査に加えて面接が実施されます。
面接で聞かれやすい質問
- なぜ通信制大学を選んだのですか?
- どのような科目に興味がありますか?
- 仕事や家庭と両立できる見通しはありますか?
- 卒業後はどのようなキャリアを考えていますか?
面接のポイント
通信制大学の面接は、「入学意欲の確認」が主な目的です。圧迫面接のようなものはまずありません。志望理由書に書いた内容を、自分の言葉で説明できるように準備しておけば十分です。
オンライン面接の場合は、カメラの位置や照明、背景にも気を配りましょう。清潔感のある服装で臨むことをおすすめします。


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もし不合格になってしまったら
不合格理由を確認する
万が一不合格になった場合は、大学に問い合わせて理由を確認しましょう。書類の不備が原因であれば、修正して再出願できるケースもあります。
別の大学を検討する
ひとつの大学にこだわらず、同じ分野を学べる別の通信制大学を検討してみるのもひとつの方法です。通信制大学は全国に多数あり、同じ資格が取得できる大学が複数存在することも珍しくありません。BrushUP学びの通信制大学一覧で、条件に合う大学を探してみてください。
次の出願期に再チャレンジする
多くの通信制大学は年2回(春入学・秋入学)の出願期間を設けています。志望理由書の内容を見直し、より具体的で説得力のある内容にブラッシュアップして再チャレンジすることも可能です。
よくある質問(Q&A)
Q. 学歴が中卒でも通信制大学に入れますか?
大学入学には高等学校卒業または同等の資格が必要です。中卒の方は、まず高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格することで、大学への出願資格を得ることができます。
Q. 志望理由書は手書きの方が有利ですか?
大学の指定に従いましょう。指定がない場合は、手書きでもパソコン入力でも合否に影響はありません。読みやすさを重視するなら、パソコン入力の方が安心です。
Q. 複数の通信制大学に同時に出願できますか?
通信制大学は同時に複数の大学に出願することが可能な場合がほとんどです。ただし、入学後に二重在籍になる場合の規定は大学ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
大学別の選考の特徴と傾向
選考が厳しめの大学
早稲田大学人間科学部eスクールは、通信制大学の中でも選考が厳しいことで知られています。書類審査に加えて面接が実施され、志望動機や学習計画の具体性が重視されます。慶應義塾大学通信教育課程も、志望理由書のレベルがかなり高く求められるため、入念な準備が必要です。
選考がゆるやかな大学
東京通信大学やサイバー大学、多くの私立大学の通信教育部は、書類の不備さえなければほぼ確実に入学できます。「学びたい」という意欲がある方を広く受け入れるスタンスの大学がほとんどです。



選考方法を事前に確認する方法
各大学の公式サイトにある「募集要項」を確認するのが最も確実です。募集要項には、選考方法、提出書類の一覧、出願資格、出願期間が明記されています。PDF形式でダウンロードできる大学が多いので、印刷して手元に置いておくと便利です。
出願前に資料請求をすべき理由
通信制大学への出願を決める前に、必ず資料請求をしましょう。パンフレットには公式サイトには載っていない詳細な情報が含まれていることがあります。カリキュラムの全容、学費の詳細な内訳、卒業生の進路データ、在学生の声など、入学後のイメージをより具体的に持つことができます。
複数の大学から資料を取り寄せて比較するのがおすすめです。資料請求は無料の大学がほとんどなので、気になる大学は遠慮なく取り寄せてみましょう。実際にパンフレットを手に取ることで、志望理由書を書く際の材料にもなります。
🐹 入学が決まったら、早めに学習環境を整えておくのが成功のコツです。通信制大学の勉強に欠かせないおすすめの本や教材を、こちらの記事でまとめています。



まとめ
通信制大学の書類選考で不合格になるケースは極めて少なく、基本的な準備をしっかり行えば、合格できる可能性が高いです。
落ちる原因のほとんどは「書類の不備」「期限超過」「出願資格の不足」といった事前に防げるものばかりです。志望理由書を丁寧に書き、チェックリストで漏れを確認し、余裕を持って提出することが大切です。この3つを徹底すれば、入学への扉は大きく開かれています。安心して一歩を踏み出してください。
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