「通信制大学ってたくさんあるけど、結局どこがいいの?」「社会人でも本当に卒業できる大学はどこ?」と迷っていませんか。通信制大学は数十校あり、大学ごとに学費・卒業率・サポート体制が大きく異なります。
通信制大学選びで最も重要なのは、自分の目的に合った大学を選ぶことです。学費の安さだけで選んでしまうと、サポートが手薄で卒業できないリスクもあります。
この記事では、社会人の学び直しに適した通信制大学を厳選して紹介するとともに、後悔しない大学選びの基準を詳しく解説します。これから通信制大学への入学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

通信制大学を選ぶ3つの基準
基準1:スクーリングの頻度と形式
通信制大学でも、対面授業(スクーリング)が必要な大学は多いです。年に数回の通学が必要なところから、完全オンラインで完結するところまで様々です。働きながら通うなら「スクーリングが少ない」か「オンラインで代替できる」大学を選ぶのが鉄則です。
特に地方在住の方は、スクーリング会場の場所も重要です。東京にしか会場がない大学だと、交通費と宿泊費が別途かかることも。全国に会場がある大学やオンラインスクーリングに対応している大学を優先的に検討しましょう。
基準2:卒業率
通信制大学の平均卒業率は約15%と言われていますが、大学によって大きな差があります。サポート体制が充実している大学は卒業率50%以上、産業能率大学に至っては約70%という高い水準です。卒業率はその大学のサポートの手厚さを示す指標でもあるので、必ず確認しましょう。
基準3:学費と費用の総額
通信制大学の学費は年間10万〜50万円と幅があります。ただし、学費だけでなくスクーリングの交通費・宿泊費、テキスト代なども含めた「卒業までの総額」で比較することが大切です。安く見えても追加費用が多い大学もあるので注意してください。

社会人におすすめの通信制大学5選
放送大学
通信制大学の王道とも言える存在が放送大学です。テレビ・ラジオ・インターネットで授業を受けられ、学費は年間約7万円からと最もリーズナブルです。教養学部のみですが、心理学・社会学・自然科学など幅広い分野をカバーしています。
科目等履修生から始められるので、「お試し」感覚で1科目だけ受講してみることも可能です。通信制大学がどんなものか試してから正式に入学を決められるのは大きなメリットです。
産業能率大学 通信教育課程
卒業率約70%という驚異的な数字を誇る産業能率大学は、社会人向けのサポートが最も充実している大学の一つです。経営・マネジメント系のカリキュラムが中心で、仕事に直結する実践的な内容が学べます。
スクーリングも柔軟に設定されており、週末や夏季集中型など、働きながら通いやすい日程が用意されています。レポートの添削も丁寧で、学習の進め方に困ったときのサポート体制が整っています。
大手前大学 通信教育部
完全オンラインで卒業可能な点が最大の特徴です。スクーリング不要なので、全国どこからでも学べます。心理学系の資格取得にも対応しており、認定心理士を目指す方にも人気があります。卒業率は約50%と高い水準です。
サイバー大学
ソフトバンクグループが運営するIT・ビジネス系に特化した大学です。完全オンラインで卒業可能で、IT業界への転職やキャリアアップを目指す方に特に適しています。実践的なカリキュラムが特徴で、プログラミングやデータサイエンスなどの最新スキルが身につきます。
慶應義塾大学 通信教育課程
慶應ブランドの学位が取れるという大きな魅力があります。学費も年間約13万円と意外なほどリーズナブルです。ただし、卒業難易度はかなり高く、レポートの要求レベルが通信制大学の中でもトップクラスです。本気で学問に取り組みたい方、慶應の学位に価値を感じる方向けの選択肢です。
慶應義塾大学の通信課程は、スクーリングが必須で卒業難易度も高めです。「慶應ブランドが欲しい」だけの動機だと途中で挫折するリスクがあるので、しっかり覚悟を持って入学しましょう。
通信制大学の比較表
| 大学名 | 学費(年間目安) | 卒業率 | スクーリング | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 放送大学 | 約7万円〜 | 非公表 | 一部あり | コスパ最強・幅広い分野 |
| 産業能率大学 | 約20万円 | 約70% | あり(柔軟) | 卒業率最高・経営系 |
| 大手前大学 | 約33万円 | 約50% | 不要 | 完全オンライン・心理学 |
| サイバー大学 | 約26万円 | 比較的高い | 不要 | IT特化・完全オンライン |
| 慶應義塾大学 | 約13万円 | 低め | 必須 | ブランド力・高難度 |

社会人が通信制大学を選ぶときに見落としがちなポイント
eラーニングの対応状況
仕事との両立を考えるなら、eラーニングの充実度は非常に重要です。通勤時間や昼休みにスマホで講義動画を視聴できるかどうかで、学習効率が大きく変わります。入学前にeラーニングシステムのデモ画面を確認できる大学もあるので、チェックしておきましょう。
レポートの提出方法
郵送のみの大学と、オンライン提出に対応している大学があります。オンライン提出なら締め切り当日でも提出でき、忙しい社会人にとっては大きなメリットです。
卒業までの年数と休学制度
通信制大学の修業年限は4年ですが、最長在学年数は8〜10年に設定されている大学が多いです。仕事が忙しい時期は休学して、余裕ができたら復学するという柔軟な学び方ができるかどうかも確認しておきましょう。
よくある質問(Q&Aコーナー)
Q. 通信制大学に入学試験はありますか?
A. 多くの通信制大学は書類審査のみで入学できます。学力試験が課されることは少なく、高校卒業資格があれば基本的に入学可能です。慶應義塾大学など一部の大学ではレポート課題の審査があります。
Q. 3年次編入はできますか?
A. はい。短大卒業者や専門学校卒業者は、3年次に編入できる大学がほとんどです。2年間で大卒資格が取得できるため、最短ルートで学位取得を目指せます。
Q. 途中で大学を変えることはできますか?
A. 可能です。取得した単位は別の大学に編入する際に認定される場合があります。「合わない」と感じたら早めに検討するのも一つの選択肢です。
Q. 奨学金は使えますか?
A. 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は通信制大学でも利用可能です。また、厚生労働省の教育訓練給付金制度の対象になっている大学・講座もあるので、事前に確認しておくとお得です。
Q. 通信制大学は何校も同時に通えますか?
A. 制度上は可能ですが、あまりおすすめしません。1校の学習量だけでも仕事との両立は大変なので、まずは1校に集中する方が卒業の可能性が高まります。
まとめ:通信制大学は社会人の学び直しに最適
- 大学選びは「スクーリング頻度」「卒業率」「学費総額」の3基準で判断
- 放送大学は学費最安で科目等履修生からお試し可能
- 産業能率大学は卒業率約70%でサポート最強
- 完全オンライン希望なら大手前大学かサイバー大学
- eラーニング対応や休学制度の有無も要チェック
- 奨学金や教育訓練給付金で学費をさらに抑えられる
通信制大学は社会人の学び直しに最適な制度です。まずは気になる大学の資料を取り寄せて、オンライン説明会に参加してみましょう。文部科学省のサイトで正規の通信制大学の一覧を確認することもできます。大学改革支援・学位授与機構では学位に関する詳しい情報が得られます。


