「通信制大学に入学したけど、レポートの書き方がわからない…」と困っていませんか。通信制大学で最もつまずきやすいのが、このレポート課題です。仕事のメールやビジネス文書とは全く違う「アカデミックな書き方」が求められるため、最初は戸惑う方がとても多いです。
レポートは「才能」ではなく「型」で書くものです。基本の構成さえ覚えてしまえば、初めてでも合格レベルのレポートが書けるようになります。
この記事では、通信制大学のレポートの基本構成から、合格率を上げるコツ、行き詰まったときの対処法まで詳しく解説します。レポートに苦手意識がある方はぜひ最後まで読んでみてください。

レポートの基本構成を理解しよう
大学のレポートは、決まった「型」に沿って書くのが基本です。この型を守るだけで、合格率は大幅に上がります。
序論(はじめに)
レポートの冒頭部分で、テーマの背景と問題提起を書きます。「本レポートでは○○について考察する」のように、これから何を論じるのかを明確にしましょう。序論は全体の10〜15%程度が目安です。いきなり本題に入るのではなく、テーマがなぜ重要なのか、どのような問題意識で取り組むのかを示すのがポイントです。
本論
レポートの中核部分で、全体の70〜80%を占めます。文献や資料をもとに、テーマについて論理的に論じていきます。自分の意見だけを書くのではなく、学術的な根拠に基づいて議論を展開することが重要です。段落ごとに一つの論点を扱い、論理の流れがスムーズになるように構成しましょう。
結論(おわりに)
本論で議論した内容をまとめ、自分の見解を述べます。「以上を踏まえて、筆者は○○と考える」のように、自分の立場を明確にすることが大切です。結論は全体の10〜15%程度が目安で、本論で述べていない新しい議論を持ち込まないように注意しましょう。
参考文献リスト
レポート中で引用・参照した文献をリスト形式で記載します。書籍なら「著者名(出版年)『書名』出版社」、論文なら「著者名(出版年)「論文名」『雑誌名』巻号、ページ数」のように、決まったフォーマットで統一します。

合格するための5つのコツ
コツ1:課題文をよく読む
不合格の最大の原因は「テーマからズレたレポートを書いてしまうこと」です。課題文を3回は読み返して、「何を問われているのか」を正確に把握しましょう。特に「○○について論じなさい」「○○と△△を比較しなさい」など、指示の動詞に注目してください。「論じる」「比較する」「考察する」ではそれぞれ求められる内容が異なります。
コツ2:参考文献を必ず使う
大学のレポートは「自分の意見を書く作文」ではありません。学術的な文献やデータを引用して、根拠のある議論を展開する必要があります。「○○(記事執筆時点の学術研究)によれば…」のように出典を明記しましょう。参考文献なしのレポートはほぼ不合格になると思ってください。
最低でも3〜5冊の参考文献を使うのが目安です。教科書だけでなく、関連する書籍や論文も参照すると、レポートの質がグッと上がります。
コツ3:指定字数を守る
指定字数の±10%以内に収めるのが基本です。2000字指定なら1800〜2200字が目安です。少なすぎると議論が浅いと判断され、多すぎると要点がまとまっていないと見なされます。字数の調整は、具体例の追加・削除で行うとスムーズです。
コツ4:結論で自分の意見を述べる
文献の紹介だけで終わってしまうレポートは評価が低くなりがちです。「以上を踏まえて、筆者は○○と考える」「今後は○○が課題であると考えられる」のように、文献を踏まえた上での自分の見解を必ず述べましょう。
コツ5:第三者に読んでもらう
自分だけでは気づかない論理の飛躍や誤字脱字があるものです。家族や友人に読んでもらって、「わかりにくい部分はないか」を確認してもらうと質が上がります。難しい場合は、一晩置いてから自分で読み直すだけでも効果があります。

レポートでやってはいけないNG行為
- コピペ:他のレポートやWebサイトからの盗用は発覚すると単位取り消し・退学処分の可能性あり
- 感想文になっている:「面白かった」「勉強になった」は感想であって議論ではない
- 話し言葉で書く:「〜だと思う」ではなく「〜と考える」「〜と考えられる」を使う
- 出典なしで引用する:他者の意見やデータを自分の意見として書くのは剽窃にあたる
特にコピペは絶対にNGです。記事執筆時点では、多くの大学がコピペチェックツールを導入しており、発覚するリスクが非常に高くなっています。バレたときのペナルティも厳しいので、必ず自分の言葉で書きましょう。
レポートが書けないときの対処法
大学のレポート作成ガイドを読む
ほとんどの通信制大学では、レポートの書き方ガイドが配布されています。大学ごとにフォーマットや求められる水準が異なるので、まずは自分の大学のガイドを熟読しましょう。
チューター・教員に相談する
サポート体制が充実している大学では、チューターや教員にメールやオンラインで相談できます。「何をどう書けばいいかわからない」という段階から相談してOKです。遠慮せずに活用しましょう。
論文データベースで先行研究を探す
国立情報学研究所(CiNii)では、学術論文を無料で検索・閲覧できます。自分のテーマに関連する論文を読むことで、議論の方向性や参考文献が見つかります。文部科学省の学術情報データベースも論文検索に活用できます。
過去の合格レポートを参考にする
大学によっては、過去の優秀レポートを閲覧できる仕組みがあります。合格レポートの構成や論の展開方法を参考にすることで、求められるレベルが具体的にわかります。ただし、そのまま真似するのはNGです。
よくある質問(Q&Aコーナー)
Q. レポートに「です・ます調」と「だ・である調」どちらを使えばいいですか?
A. 大学のレポートでは「だ・である調(常体)」が一般的です。ただし、大学や科目によって指定がある場合はそちらに従ってください。一つのレポート内で混在させないように注意しましょう。
Q. Webサイトの情報を参考文献に使ってもいいですか?
A. 使えますが、信頼性の高い情報源に限定しましょう。政府機関や学術機関の公式サイトはOKですが、個人ブログやSNSの投稿は参考文献としては不適切です。JASSOのような公的機関の情報は活用できます。
Q. レポートが不合格になったらどうなりますか?
A. ほとんどの大学では再提出が認められています。不合格の理由(講評)が返ってくるので、指摘された点を修正して再提出しましょう。再提出で合格すれば問題なく単位が認定されます。
Q. 何日くらいでレポートを書けるようになりますか?
A. 最初のレポートは参考文献集めから含めると1〜2週間かかることが多いです。慣れてくると1週間以内で書けるようになります。最初から完璧を目指す必要はないので、まずは提出することを目標にしましょう。
Q. レポートを書く時間がなかなか取れません。効率的な書き方はありますか?
A. 「構成を先に作る→参考文献を集める→本文を書く」の順で進めると効率的です。構成をスマホのメモアプリで作っておけば、通勤時間も有効活用できます。一気に書こうとせず、パーツごとに分けて書くのがコツです。
まとめ:レポートは「型」を覚えれば怖くない
- レポートの基本構成は「序論→本論→結論→参考文献」の4パート
- 不合格の最大原因はテーマからのズレ。課題文を3回読むこと
- 参考文献は最低3〜5冊使って根拠のある議論を展開する
- 指定字数の±10%以内に収める
- 結論では必ず自分の見解を述べる
- 困ったらチューターに相談・CiNiiで論文検索
レポートは才能ではなく「型」です。基本構成を覚えて、参考文献を活用すれば、初めてでも合格レベルのレポートが書けるようになります。最初は大変ですが、数をこなすうちに必ず慣れてきます。


